ラダーバックチェアⅢ キグラシオリジナル

この度、ダイニングテーブルやデスクなどで使用できるペーパーコードタイプのオリジナルチェアを製作しましたのでご紹介します。

オリジナルラダーバックチェア【LBCⅢ】

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ラダーバックチェアとは背もたれ部分がラダー(ハシゴ)のような椅子を意味するので、背もたれ部分にはスラット(横方向の部材)が2本しかないこの椅子をラダーバック、と言うのは微妙なところかも知れませんが、当工房では後背部の構造で区別することとしました。

後ろから見ればハシゴっぽいでしょう?

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椅子のデザインは家具の中でも気を遣う要素が多いので奥深くむずかしいですが、今回特に意識したのは重さと丈夫さのバランスです。

椅子は上からの荷重だけでなくいろんな方向にもそれなりに力が加わるため、デザインする時につい材料を多く(太く)見積もってしまいがちですが、そうすると非常に重く、動かす度にその重さにストレスを感じてしまう結果となります。

そんな結果を避けるために、極力各部材を薄く、細くとる事から考え、そこから強度を確保していくように仕口を考えていきました。

また、ペーパーコードの座面は軽量化との相性が抜群なだけでなく、座部の強度にも一役かってくれています。

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貫や足先にかけては大きめの切面を設けることで少しでも重さをカットすると共に見る角度で動きのでるシルエットを表現しました。

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どこからみても程よいバランスに仕上がったと思います。

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 ペーパーコードについて

絶妙に柔軟性のあるペーパーコードは程よくシナリがでますので、長時間座っていても木製板座の様に痛くなったりすることなく、疲れも軽減してくれます。
その上使い込むほどにしっくり馴染んできますので、木材同様、経年変化による”育てる楽しみ”が味わえます。

ただしペーパコードは消耗品ですのでいずれ張り替えが必要です。

その寿命は使い方に寄るところで、一般的に10~20年などと言われていますが、椅子の使い方は様々なのではっきりと何年で、とは言えないのは仕方ない所だと思います。
少しづつ緩んできますが、その緩み加減でどこまで使うかのご判断をしていただければ良いと思います。

ペーパーコードは原料が紙とはいえ、思いのほか強度や耐水性があり、通常使っていて切れるということはまず考えにくいです。撥水性もそれなりにあり、もし水分に濡れたとしてもすぐに拭き取り、乾かせばけば目立つシミにもなりません。

尚、当工房で使用するペーパーコードはデンマーク製のもので椅子専用につくられているものです。
これは撚った三本のコードをさらに撚って一本にしてあり、非常に丈夫で編み作業中にも撚りが戻りにくく、*国産品でよく目にする物と比較して優れた素材だと思います。

※国産品でも椅子用のペーパーコードは流通していて十分使えますが、メーカーによりその品質は様々なので注意が必要です。

張り替えはもちろん当工房でも承りますが、フレームは無垢材で長年使える上、メンテナンス性にも優れていますので他店でも張り替えは可能かと思います。


ラダーバックチェアⅢ【LBCⅢ】

サイズ(㎜)

W約435×D約480×H800(座部H430~445)

重量

約4㎏
※無垢材ですので個体差が大きいです。おおよそのご参考程度にお考え下さい。

材料

タモ

参考価格

¥55000(税込)

その他、材料やサイズ変更など、可能な限りご対応いたしますのでお気軽にお問い合わせ下さい。

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