総無垢、オイルフィニッシュによる卓上膳

今回は当工房オリジナル、卓上用のお膳をご紹介します。

ナラの無垢材を使用した卓上用のお膳です。

一見シンプルでどこにでもあるようなものに見えるかも知れませんが、当工房では細部にこだわり、デザイン、製作しています。
材料にもナラなどの広葉樹の良材を無垢材のまま使用しています。

無垢材の理由

お膳

無垢の板は幅方向に収縮を繰り返すため、周りの枠部分とは接着材で固めるようなことはしません。
固めてしまうと割れや仕口の破損に繋がる恐れがあるためです。

このように無垢材での製作には気を遣うところが多く、一品一品個体差に気を付けながら丁寧に行う必要があり、量産工場の様に手早く大量に生産することは出来ませんが、無垢材ならではの味わいや、末永い使用を見越した品質を得られ、環境にも人にも優しいものです。

また、これまで無垢材の家具に馴染みの少ない方にも、日常的に使うお膳が無垢材であることで、日々、気軽にお手入れしながら、その経年変化を味わう楽しみが生まれる事と思います。

安価な量産品にご注意を

ここでちょっと木製のお盆やお膳等の購入時に注意するべき点をご紹介。

街の雑貨店や量販店に多く流通しているお盆やお膳、トレーなどの商品のほとんどは合板やMDF材を芯として表裏に薄い突き板を貼り、見た目だけ無垢材に見せている物です。

突き板貼りの製品はうっかり水に濡らしたりすると表面がシワシワになったり、非常に見苦しくなる上、そもそも木の持つ風合いは皆無で、ただ機能として成り立つものだと思います。

もちろんそれを分かって購入している分には良いと思いますが、わりと無垢材と勘違いして購入されてしまう方も多い様です。

それらはとても末永く、長持ちする木製品とは言えないものなので詳しくない方は十分気を付けた方が良いと思います。

●「天然木」という単語に注意

消費者庁による商品ラベルの表記には

無垢材の場合⇒「天然木」
突き板貼りの場合⇒「天然木化粧合板」や「天然木化粧繊維板」

など、いずれも「天然木」の文字が入るので一般的には勘違いしやすいと思います。

また、商品ラベルとは別で広告のための札などには「天然木商品につき~」とか「天然木ならではの風合いをお楽しみください」などと、「天然木」という単語を使い、自然の個体差に注意を向けることで(実際に天然木なのは表面、薄皮一枚のみ)、無垢材かそうで無いか?という疑問から視点を反らすような表記が実に多いです。

それから「枠に無垢材を使い~」と説明されている場合も有りますがこの場合はもちろん、板部分は突き板貼り、ということになります。

そもそも低価格なものは無垢材ではない確率が高いですが、いずれも商品ラベルをよく確認することをお薦めします。


卓上膳のすすめ

お膳

枠部分は低めに、内側も外側も緩やかな曲面にし、渋くなり過ぎがちな木製膳に柔らかさを加えたデザインです。

持ち上げる際は指がかかりやすいように手掛かりを設けています。


※裏にも装飾となる飾り面を施し、それにより無垢材であることが分かります。

サイズは一人分の食事が十分に乗るサイズで450×300㎜。

 

お膳

繰り返しになりますが、毎日の食卓にあると非常に便利な卓上膳。

台所から食卓まで、一人分から複数人分の食器類を運ぶ際には非常に便利です。

ご飯に味噌汁、主菜、副菜にコップと、一人づつお膳に並べるだけで、普段見慣れたお料理も美味しそうに見えるから不思議です。

また、小さな子のお手伝いにも一役買ってくれますね。

さらには無垢材、オイル仕上げのテーブルをお使いの場合に欠かせない輪染み対策。

これにはランチョンマットやコースターなどが定番ですが、お膳を使う事を覚えた我が家ではもっぱらこれだけで済ませるようになりました。

お膳は使いっぱなしになることがあまり無いので、うっかりコップを置きっ放しにして輪染みが・・・なんてことも無くなるようです。

何より無垢材の良い所は、よほどの破損などが無い限り長い年月、愛着を持って使い続けられる所にあります!!

折敷、お膳、お盆、トレー、ランチョンマットの違い

最後に混同しやすい名称について。

食器を乗せるための道具にはいくつかありますがその違いをご存じでしょうか。
あらためて調べてみると

折敷(おしき):本来、檜(ヒノキ)の片木(へぎ)で作られた角型の盆。古くは木の葉を折り、敷いて食器の代用 として折って敷く ⇒折敷(おしき)と呼んだがその後、檜で作られるようになった。
本来は、平折敷(ひらおしき)や角切折敷(すみきりおしき)などの脚の無いものを言うが、脚付きの足打折敷(あしうちおしき)などもある。
 ※片木(へぎ):ヒノキや杉などの木材を薄く削いで割った板のこと。

お膳(おぜん): 折敷から発展して、脚の形状にはさまざまなバリーエーションがあり、伝統的に身分や習慣、シーンにより使い分けがされてきた経緯がある。
テーブルで使われる物は多くは「会席膳(かいせきぜん)」と言う。

お盆(おぼん): 室町時代以前は盤(ばん)と呼ばれ、多用途に使われていたようだがその後は主に、物を運ぶために使われる道具で、底が平たく縁は浅くつくられる。一般には用途によって銘々盆、菓子盆、茶盆など種類も豊富。

トレー(トレイ):英語のtrayからの外来語。 お盆よりも広い意味が含まれ、物を乗せて使う浅い容器全般のこと。書類を収納するものはdesk tray,letter tray、食事を供する時に使われるのはservice trayなど。

ランチョンマット(プレースマット):日本では食事の際に食材をのせた皿、ナイフ、フォーク、スプーン等を置くための布の事を「ランチョンマット(luncheon mat)」と呼んでいるがこれは和製英語で、英語圏では木製やプラスティックのものも含めてプレースマット(place mat)と言う。

ネット情報での受け売りですが、ざっとまとめてみました。
用途や形状で微妙に違いがあるものですね。

このページでご紹介したものは、上記からすると「会席膳」にあたるようですが、当工房では、より分かりやすいように「卓上膳」としました。

いずれにしても当工房の「卓上膳」は無垢材をより身近に感じて頂きたいとの思いが詰まっているので、幅広い用途でお使い頂きたく思います。

卓上膳【KTR1】 ナラ

サイズ: 450×300×20

材料: ナラ無垢材

塗装:【クリア】植物性オイル(クリア)
:【古色仕上げ】水性ステイン、植物性オイル

参考価格:ナラ無垢材 \8800(税込)※各色共通

 

というわけで、今回は当工房オリジナル卓上膳をご紹介いたしました。
何か気になる点などございましたらお気軽にお問い合わせ頂けたら幸いです。

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