今回も当工房オリジナル商品をご紹介します。
使い場所を選ばず心地良く座れるスツールです。
ECスツール【ECST】
最大の特徴は座面端に掴みやすい持ち手が付いていて、非常に楽に、持ち運びが可能なところ。
easy carrying ということでECスツールと名付けました。
重さは約4㎏で、小さなお子様でも運べます。
以前にスマートさを重視して製作したミニマルスツールを作りましたが、対して今回のスツールは堅牢さと少しレトロなデザインを加味しています。
ミニマルスツールも軽さや持ち運び安さ、と言う点では共通していますが、こちらはさらに長時間使用しても疲れにくい様、座面にアールを設け、面積も広くしました。
背もたれが無くともご家庭のダイニングテーブルやデスクにも十分使えますし、縦向きにも座ることができるので置き場所やシーンに合わせて多用途に使い分けて頂けるかと思います。
今回はケヤキを使い、明るさと温かみを生かしたクリア仕上げと渋みとレトロ感を強調した古色仕上げのもを製作しました。

ケヤキの古色仕上げ
古色のものはより一層レトロ感が出ていると思います。
ペーパーコードについて
絶妙に柔軟性のあるペーパーコードは程よくシナリがでますので、長時間座っていても木製板座の様に痛くなったりすることなく、疲れも軽減してくれます。
その上使い込むほどにしっくり馴染んできますので、木材同様、経年変化による”育てる楽しみ”が味わえます。
ただしペーパコードは消耗品ですのでいずれ張り替えが必要です。
その寿命は使い方に寄るところで、一般的に10~20年などと言われていますが、椅子の使い方は様々なのではっきりと何年で、とは言えないのは仕方ない所だと思います。
少しづつ緩んできますが、その緩み加減でどこまで使うかのご判断をしていただければ良いと思います。
ペーパーコードは原料が紙とはいえ、思いのほか強度や耐水性があり、通常使っていて切れるということはまず考えにくいです。撥水性もそれなりにあり、もし水分に濡れたとしてもすぐに拭き取り、乾かせばけば目立つシミにもなりません。
尚、当工房で使用するペーパーコードはデンマーク製のもので椅子専用につくられているものです。
これは撚った三本のコードをさらに撚って一本にしてあり、非常に丈夫で編み作業中にも撚りが戻りにくく、*国産品でよく目にする物と比較して優れた素材だと思います。
※国産品でも椅子用のペーパーコードは流通していて十分使えますが、メーカーによりその品質は様々なので注意が必要です。
張り替えはもちろん当工房でも承りますが、フレームは無垢材で長年使える上、メンテナンス性にも優れていますので他店でも張り替えは可能かと思います。
※ペーパーコードの張り方は通常は鹿の子編み(例:ミニマルスツール)と呼ばれる編み方ですが今回はヘリンボーン柄(上写真)の見本として製作しています。

ペーパーコード裏側
裏側は鹿の子でもヘリンボーンでもこんな感じになります。
ECスツール【ECST】
サイズ(㎜)
W500×D330×H420
重量
約4Kg
※無垢材ですので個体差が大きいです。おおよそのご参考程度にお考え下さい。
材料
ケヤキ
参考価格
¥33000(税込)
ペーパーコード張り替え費(材料込): 10000円(税込)
※在庫品ではなく受注生産であれば、サイズの変更なども可能ですので何かありましたらお気軽にお問い合わせ頂けると幸いです。
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