無垢材家具のメンテナンス用オイルの選び方

当工房の家具は、植物性オイルを使ったオイル仕上げを基本としています。

使っていくうちに、表面が少しかさついてきたり、乾いた印象になってきた時は、オイルを薄く塗り足すことでメンテナンスができます。

ただ、いざ「オイルを買おう」と思っても、種類が多くて迷ってしまう方も多いと思います。

ここでは、当工房の家具に使うメンテナンス用オイルの選び方を、よくある質問形式でまとめます。


どんなオイルを選べばいいですか?

基本的には、木工用の植物性オイルを選んでいただければよいと思います。

難しく考える必要はありませんが、成分表をみて合成樹脂が主体ではなく、亜麻仁油、桐油、荏胡麻油、荏油などの植物性オイルが主体のものをお選びください。 

当工房でも亜麻仁油や桐油、荏油が主体となっている浸透性の木工用オイルを使用しています。


食用の油(オリーブオイルなど)は使えますか?

おすすめしません。

食用油は木工用として作られているものではないため、乾きにくかったり、ベタつきやにおいの原因になることがあります。

家具のお手入れには、木工用として販売されているものを使ってください。


色付きのオイルでもいいですか?

基本的には、クリア(無色)タイプをおすすめします。

色付きのものは、部分的な塗り足しで色ムラになることがあるためです。

家具の色を変えたい、濃くしたいといった目的がある場合を除き、普段のメンテナンスならクリアで十分です。


蜜蝋ワックスじゃダメですか?

無垢材家具のお手入れとして、蜜蝋ワックスを思い浮かべる方は多いと思います。

実際、木製家具用として市販されている製品もたくさんあります。

ただ、当工房では、普段のメンテナンスには植物性オイルをおすすめしています。

理由は、ワックスは表面に膜を作る性質があり、その後オイルを塗り足したい時に浸透しにくくなることがあるためです。

また、製品によってツヤ感や手触りが変わる場合もあります。

蜜蝋ワックス自体が悪いわけではありませんが、迷った場合はまずオイルを選んでいただくのが無難かと思います。


どのくらいの頻度で塗ればいいですか?

決まった回数はありません。

毎年必ず必要、というものでもありません。

表面がかさついて見える、手触りが乾いた感じになってきた、少し白っぽく感じる。

そんな時がひとつの目安です。

普段の使い方によってかなり差があるので、「必要そうな時だけ」で大丈夫です。


たくさん塗った方が効果ありますか?

いいえ。薄くで十分です。

塗りすぎるとベタつきの原因になります。

「しっかり染み込ませなきゃ」と思う必要はありません。

薄く塗って、余分はきちんと拭き取る方がきれいに仕上がります。


結局、迷ったら何を買えばいいですか?

迷ったら、

木工用の植物性オイル(クリア)

を選んでください。

具体的には、ここではホームセンターでも比較的によく目にする

マルタ「匠の塗油 クリア」

のような製品なら扱いやすいのでオススメさせて頂きます。


オイルメンテナンスの手順についてはこちらの記事をご覧ください。

また、家具の塗装全般について詳しくはこちらの記事にも書いています。