50年ほどお使いになっていた思い入れのある姿見を、今後はもう少しコンパクトな形で利用していきたい、とのご依頼を受け、二つに分割する形にリメイクをしましたので一例としてここにご紹介します。
こちら↑が元の姿見です。
まずはお客様と完成のイメージを共有すべくご要望をメールにてお聞きしました。
今回はありがたいことにお客様の方でイラストを取り入れた画像をご用意頂いたため、すんなりと完成イメージが共有できました。
その後、こちらで具体的なデザインを図面を使ってご提案し、そこからさらに修正の後、最終デザインが決まりました。
このタイプの鏡台は鏡部分は上から穴に刺さっているだけなのでとりあえず外して、本体だけにします。
そして本体は丸のこや手のこを使って二つに切断しました。
合板の張り合わせでできている製品なので部分的に中が空洞なのが分かります。
打ち合わせした結果、天板部分は切り離した部材の使える部分を切り貼りして処理することで対処させて頂きました。
そして切り離した後の側板に同じチーク材の突板(0.4mm)を仕入れて貼ることで、統一感のある仕上がりになりました。
足元は台輪で見えていませんがキャスターを付けて滑らかに動く仕様にしています。
一方の鏡部分の方はというと、こちらもチーク材を使い、スタンドミラーの様な脚を製作しました。
そして元の椅子部分を使用し、鏡の下に収納箱を設置します。
裏にはフリーストップ機構付きのステーを仕込み鏡をやや上方に傾けられるようにしました。
これで今までよりコンパクトに思い出のお品を活用できるようになりました。
オーダー家具・リメイクについて
今回ご紹介したものはリメイクの一例です。
弊工房ではまずはお客様のご要望を聞き、可能な限りのご提案をさせて頂き、お見積りをご提示します。
そこまでは無料でご対応しておりますので何かございましたらどうぞ下記のフォームよりお気軽にお問い合わせ頂けると幸いです。