この記事でご紹介しているテーブルのリメイクは、過去の製作事例です。現在は既存家具のリメイク・サイズ変更・改造などのご依頼はお受けしておりません。新規製作のみ承っております。
古い水屋箪笥の修理のご依頼を受け、また1つ、良い経験を積ませて頂いたので、例としてご紹介させて頂きます。

もともと二段重ね仕様の上台だったものを、サイドボードのように収納庫として使いたいとのご依頼でしたので、天板を中心に修繕させて頂きました。

わかりずらい写真ですが、元々上台で天井上部は見えなくなる部分だったこともあるせいか、天板のつくりはかなり簡易的なつくりです。当時のおおらかな感覚と手加工中心だった背景を考えれば効率的で妥当なのかもしれません。
幅広の薄板で上から釘で打ち付け、塞いでいますが突き合わせて並べているだけなのでその隙間をさらに上から細い薄板で塞いでありました。

細い材をハズしてみるとこんな感じで、色がのってないのでやはり最初からこういったつくりだったのでしょう。
前面には飾り(支輪)となる棒状の部材が釘とニカワ?でくっついていましたがこれも邪魔になるので外します。


するとこんな感じに柱から通ってきたホゾが抜けて見えています。
この穴はいただけないのでホゾがそのまま上まで突き抜けていたかのように埋木を施します。

全体的にはこんな感じに杉板をはめ込みました。これは並べているだけではなく、大入れホゾで組み込んでいますので隙間はできません。
全体の雰囲気に合わせてあえてダメージ加工を施し、着色します。


他にも各部、補強や棚の製作などを施し、完成しました。
やはり無垢材だけでできた家具はこうして数十年経っても、蘇らせることができ、粗大ゴミを削減できる上、最終的に燃やすことになっても過剰に大気を汚す事も無いですから、環境保護の面でも良いですね。
何より使い込むほどに味わい深く、愛着も一入です!
後日、お客様から見事にお部屋に馴染んだ写真を送っていただきました。

以上、水屋箪笥のリメイク例をご紹介させて頂きました。




