ちゃぶ台の高さって、意外と迷いませんか?

丸ちゃぶ台を探している方から、時々いただくのが「高さは何cmが使いやすいですか?」というご相談です。
サイズはイメージしやすくても、高さとなると意外と迷うものです。
調べてみると、33〜38cmくらいを目安として紹介している情報もよく見かけます。もちろん、それでちょうどいいと感じる方もいると思います。
ただ、個人的には少し高めに感じます。
もちろん低すぎても使いにくいのですが、微妙に低い場合と微妙に高い場合を比べると、高い方がじわじわ肩や腕に負担がくるように感じるからです。
とはいえ、これは体格や使い方によっても変わる話。絶対の正解があるわけではありません。
今回は、当工房で実際に製作している丸ちゃぶ台の例をもとに、高さについて考えてみます。
そもそも、ちゃぶ台と座卓は少し性格が違う気がします
高さの話を考えるとき、「座卓」や「ローテーブル」と一緒に語られることも多いのですが、個人的には少し性格の違う家具だと思っています。
座卓は、ある程度その場所に据え置いて使う家具。座椅子を合わせたり、生活の中心としてどっしり使うイメージがあります。
一方、ちゃぶ台はもっと気軽な家具です。
必要なときに出して、使い終わったら畳む。部屋の中を移動させることもある。
少なくとも当工房で作っている折りたたみちゃぶ台は、そういう使い方をイメージしています。
なので、厚みのある座椅子を合わせる前提で高さを考える、というよりは、床に近い暮らしの中で自然に使える高さを意識しています。
当工房で製作している丸ちゃぶ台については、こちらのページでも詳しくご紹介しています。
→ 無垢材でつくる丸ちゃぶ台について
昔のちゃぶ台は、もっと低かったようです
古いちゃぶ台を見ると、高さ25〜28cmくらいのものも珍しくありません。
今の感覚だとかなり低く感じるかもしれません。
ただ、昔と今では暮らし方も違いますし、そのまま正解とは言えません。
とはいえ、「ちゃぶ台=ある程度低い家具」という感覚には、やはり理由があるのかもしれません。
和食のように茶碗を手に持って食べる場面では、そこまで高さを必要としませんし、鍋のようにみんなで囲む使い方なら、むしろ高すぎない方が自然な気もします。
逆に、カレーや洋食のようにスプーンやフォーク中心だと、少し高さがある方が楽に感じる方もいるかもしれません。
このあたりは、暮らし方次第かと思います。
当工房では30cmを基本にしています

当工房の丸ちゃぶ台では、基本の高さを30cmにしています。
理由はシンプルで、この高さがいちばんバランスがいいと感じているからです。
床に座って使う前提なら、30cmは低すぎるという印象はありません。
実際のご注文でも、30cmがもっとも多く選ばれています。
もちろん、これは当工房のお客様の傾向ではありますが、「30cmは低すぎる」というより、むしろ自然な高さとして受け入れられているように感じています。
当工房の丸ちゃぶ台については、こちらでもご覧いただけます。
→ 折りたたみ丸ちゃぶ台の商品ページはこちら
高さは、軽さにも少し関係します
もうひとつ、折りたたみちゃぶ台ならではの話があります。
それは、重さです。
折りたたみちゃぶ台を選ばれる方の多くは、「気軽に出せること」「しまいやすいこと」も重視されています。
無垢材の家具は、どうしてもある程度の重さが出ます。
その中で、当工房では天板を必要以上に厚くしすぎないことや、高さを抑えることも、少しでも扱いやすくするための工夫のひとつとして考えています。
もちろん、高さが数センチ違うだけで劇的に軽くなるわけではありません。
でも、折りたたみちゃぶ台としてのバランスを考えると、こういう小さな積み重ねも意味があると思っています。
33cm・35cmはどう考える?
もちろん、30cmだけが正解というわけではありません。
実際、33cmや35cmを選ばれる方もいらっしゃいます。
少し高さがある方がしっくりくる方もいますし、用途によってはその方が使いやすいこともあります。
市場を見ると、このくらいの高さの商品はかなり多い印象です。
個人的には35cmを超えると少し高めに感じますが、それも絶対ではありません。
ちゃぶ台らしさをどこに感じるか、どんな姿勢で使うかによって変わってくると思います。
38cmはアリ?
当工房でも、特注で38cm程度の製作をお受けしたことが何度かあります。
なので、もちろんナシではありません。
ただ、ここまで来るとかなり用途は分かれてくる印象です。
「床に近いちゃぶ台」というより、ソファに合わせたり、少しローテーブル寄りの感覚なのかもしれません。
このあたりは、完全に好みの世界ですね。
迷ったら、このくらいを目安に
| 高さ | 印象 |
|---|---|
| 25〜28cm | 昔ながらの趣きのある低いちゃぶ台 |
| 30cm | 当工房の基本。まずここ |
| 33cm | 少し高さが欲しい場合 |
| 35cm | 高めだが十分現実的 |
| 38cm〜 | 用途がかなり分かれる |
丸ちゃぶ台のサイズについては、こちらの記事で詳しく書いています。
→丸ちゃぶ台の大きさは何cmがおすすめ?直径70cm・80cm・90cmの選び方
正解はひとつじゃない。でも、30cmは十分アリです
結局のところ、高さの正解はひとつではありません。
体格も違えば、食事中心なのか、くつろぎ中心なのかでも変わります。
ただ、少なくとも「30cmは低すぎる」とは思っていません。
実際にそういう高さで作っていて、もっとも多く選ばれているのもその高さだからです。
丸ちゃぶ台を選ぶとき、高さで迷っている方の参考になればうれしいです。




